【城間栄市】 藍型名古屋帯 越後上布 「サバニにユ―トウイ」
- 2018年3月30日
- 新着商品情報
素材:越後上布(製作:小河正義)
工房:城間びんがた工房(※城間栄市落款入り)
商品番号:12-111
着用シーズン:7~8月頃の盛夏
ご着用年齢:特に問いません
合わせる着物:琉球染織物、紬、小紋、御召、色無地など
藍型とは…
琉球紅型の染技の一つであり、糊伏せした生地に藍の浸染で染める技法によって藍型は生まれます。
一定の色にしたのち一度水元で糊を洗い流します。その後、部分的に糊伏せを施し、藍甕に浸し、干し場にさらし藍の発色を得ます。何度かの浸染で目的とする濃度を得た後、また糊を落とし、さらに部分的な糊伏せを一度目とは違う所に行い、そして藍甕に再度浸します。
この工程により、藍色の濃淡を作り出します。さらにもう一度、糊を落とし、異なる部分を糊伏せし、浸染することにより、数段階の藍色の濃淡を得ます。
幾度も繰り返される糊伏せと藍の浸染染めの工程がなければ、「藍型」は生まれないのです。
藍染めは、「藍建て」と呼ばれる醗酵過程を経なければ染色できず、醗酵過程の良否が発色を左右します。
醗酵がうまくいかないと全く染色出来ない年もあります。また、藍華が立ち、染色可能になってからは違う形の困難さが待っています。藍染が日々できるよう維持管理しなければなりません。
「藍建て」後も毎日の攪拌が必要とされること、温度管理、藍液のペーハー維持など。藍の状況を目で、手で、舌で、感じなければならない。「藍型」はマニュアル化不可能な染技であり、経験とカンに頼り、ひたすら時間をかけるしか方法はないのです。
※販売価格はお問い合わせにて対応致します。
この記事を書いた人
沖縄着物(琉球着物)『きもの58』の店長です。お客様にお喜びいただけるよう沢山の沖縄着物をご用意いたします。LINEでも来店予約を受け付けていますので気になる方は是非ご活用ください!!
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